三十路ジャンボリー〜ドミニカ共和国より愛を込めて〜

ドミニカ共和国で生きる30歳のJumboが気ままにライフスタイルを情報発信していきます!

ドミニカの〇〇事情「左手を6針縫った話」

「粉骨砕身」

骨を粉にし、身を砕くような努力をして、物事に打ち込むこと。

 

 

ホネヲコナニシ、ミヲクダク・・・ナニソレ、コワヒ。

 

11月の中旬のある日曜日にビーチの岩場で手を怪我した。

その時の話とドミニカの外科事情について。

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【目次】

 

1.なぜ手を怪我したか

空模様の怪しい日曜日。

首都から車で約1時間の場所に、地元民しかしらない隠れ家ビーチがあるらしい。

サントドミンゴメンバー4人で、BBQセットを持って出発。

 

目的地に近づく頃には空も晴れてきた。

parque enriquilloを出発して約40分、予定より早く到着。

綺麗な海と、ごつごつした岩肌。

サンダルで歩いていても、踏み外したらと考えると怖い足場。

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腹も減ったし、海に入る前に火起こしして、肉を食らう。

ほぼすべての食材を食べ終わり、べたべたの手を洗おうと、立ち上がった瞬間。

足場を踏み外し、とっさに左手で体の全体重を支えた。

 

 

「や、やばい!!」

 

 

そう思って、左手を見てみると、手の内側の小指側面がパックリ。

脂肪も見えている。

 

その時はやけに落ち着いていて、骨は折れてないなあとか、肉千切れてないなとか、これは縫わなきゃならないなあとか考えてた。

 

冷静になり、出血が多くなる自分の手を見て、ショックで少し意識が飛びそうになる。

一緒に行ったメンバーが応急セットを持ってきてくれてたおかげで、

アルコール消毒と包帯グルグルで緊急処置完了。

 

すぐさま、サントドミンゴへ戻り、緊急外来へ。

 

2.ドミニカの外科医院について

日曜日の緊急外来なので、受付後、しばし待ちながら点滴をする。

看護師が傷口を見て、休みで家にいる整形外科医と連絡を取り合う。

 

30分後、整形外科医が到着し、手術室で縫うことに。

 

準備もろもろを30分くらい待って、レントゲン撮影、採血をし車椅子で手術室へ。

車椅子って。笑

 

ピッカピカの手術室で、まず赤い液体石鹸で傷口を念入りに洗う。

痛さに悶絶。

その後、部分麻酔を手のひらに10箇所近く打つ。←人生初経験

先ほどよりも痛く、更に悶絶。

 

結局、6針縫うことに。←人生初経験

縫っている間は、痛みがないので、どんな風に縫うのかじっと見つめる。

返しの付いていない釣り針のようなもので、すいすいと縫い付けていた。

まさに「匠の技」

 

その後、状況確認で1回、8日後には抜糸をして、一応治療完了。

 

 

3.総評

総評(日本との比較で最大☆5個)

設備:☆☆☆

治療レベル:☆☆☆

価格:☆☆☆(約12万円)共済の保険適用

 

ドミニカの外科レベルについて、今回は首都のしっかりとした医療機関での治療であった為、海外で受けられる医療としては大変満足いくレベルであったと感じる。

 

ドミニカの医療は医学生の国内のインターン制度もしっかりしている且つ、

海外で高い医療レベルの研修を受けた医師が多い為、中米諸国の中ではトップレベルとのこと。

 

 

前回の歯医者しかり、今回の手の怪我しかり、悪いことは続くものだ。

でも、悪いことの次には良いことがあるらしい。(だが、まだない)

 

身を砕く思いはしたが、骨が粉にならなくて、本当に良かった。

この傷で、左手の感情線をぶった切ったので、今後、喜怒哀楽がおかしくなるだろう。

 

 

正気を保ちながら、今回の砕身経験を忘れず、骨を粉にする思いで今後も生きる。

 

以上